肺の病気の種類

肺には、怖い病気がたくさんあります。
中には命に関わる重大なものもあり、放置すれば大変なことになってしまいます。
肺にどのような病気があるのかを知るだけでも、日常生活の中で肺を意識する要因になるのではないでしょうか。
一体どのような病気があるのか、詳しく見て行きましょう。

 

 スポンサード リンク

肺がん

まず一番に挙げられるのが肺がん。御存知の通り、がんは最も恐ろしい病です。
世界でも発病したがんのうち17%を占める最大の病気が肺がんです。

 

主な症状は肺機能の低下に始まり、激しい咳や血痰などがあります。
さらに食欲不振や体重の減少といったものもあります。

 

さらに恐ろしいことに肺がんはある程度がんが進行しないと症状が現れないということが多くあります。
静かに進行していくのに進行は早いという性質を持っているため、
できるだけ定期的に検査を受ける必要があるといえるでしょう。

 

肺がんの主な原因は発がん物質の摂取です。
タバコにふくまれるニコチン、タールに始まり、
自動車のディーゼルエンジンが排出する排気ガスにもふくまれています。
さらにアスファルトの粉塵も肺がんの原因となります。

 

特にタバコやディーゼルエンジンの排気ガスは
普段の生活の中で接することが多くあるものですから、十分注意していきたいものですね。

 

またアスベストも肺がんのきっかけになるものです。
アスベストは、被曝してから20〜40年かけて潜伏し、突然中皮腫や肺がんを発病させるというリスクをもっています。

肺結核

長い間、不治の病として知られていたのが肺結核。
正岡子規や沖田総司も肺結核にかかったことで有名です。
最近は医学も進歩して不治の病ではなくなりましたが、それでも未だ猛威をふるっている肺病のひとつです。

 

肺結核の原因は結核菌というウイルス。
結核菌は感染した人の咳やくしゃみによって飛散し、空気感染します。
結核菌は人間の体内に侵入したあと、しばらく休眠期間を経て突然発病するという性質を持っているため、
感染したことに気づかないことも多くあります

 

主な症状は激しい咳や血痰、就寝時の大量発汗、
激しい咳によって傷ついた気管支からの出血(喀血)などが挙げられます。

 

さらに恐ろしいのが転移です。結核菌は肺以外にも転移し、病状を重篤化させます。
例えば骨へ転移すればカリエスに発展し、場合によっては寝たきりになってしまいますし、
脳や脊髄といった場所に転移した場合には結核性髄膜炎を引き起こし命に関わることになるのです。

肺気腫

空気中にある有害物質などを長い間吸い続けることによって発病するのが肺気腫です。
この肺気腫の原因はタバコや大気中にある汚染物質です。

 

汚染物質を空気と共に肺に取り込むと、肺の細胞に影響を与えることになり、
最悪の場合は肺の組織を破壊してしまいます。
そして破壊された部分が広がればそれだけ肺機能低下となります。これが進むと肺気腫となるのです。

 

主な症状は、肺が硬くなり本来持っている伸縮性がなくなることによって
取り込める酸素の量が低下するというもの。
なんだか最近息苦しいな…と思って病院を受診したら肺気腫と診断された、ということもよくある話です。

 

また、空気は吸い込めても吐き出せないという状態になってしまうため、
肺がある胸の部分が前に突き出して体が樽状になるのも特徴です。
その結果、横隔膜や心臓に負担がかかり息苦しさを感じるというわけです。

肺気胸

肺気胸とは簡単にいうと肺に穴が開いてしまう病気です。
肺にある肺胞と呼ばれる細胞が破れるなどして肺に穴が開いてしまい、圧力のバランスが崩れるのです。

 

原因は3つ。「自然発生」する場合、「外部から影響」を受ける場合、そして「病気からの併発」です。

 

自然発生する自然気胸については未だ原因が完全に特定されていません。
また外部からの影響や病気からの併発で起こる続発性気胸は、胸に刃物が刺さったり、
あるいは折れた骨が肺を傷つけたりすることによって起こります。
また、喘息、肺結核などの肺の病気が原因で起こるものもあります。

 

肺気胸の主な症状は呼吸困難と、胸の痛みです。
穴が開いてしまった肺は機能不全状態であり、体の酸素供給が著しく低下した状態になります。
また、穴が開いた部分から胸腔部(胸の部分)に空気が流れ込み、
気圧が高くなり肺を圧迫するため痛みを感じやすくなります。

 

胸腔部に流れ込む空気量が多くなると心臓を圧迫し
心停止させることもある「緊張性気胸」という状態になり危険です。

 

ちなみに肺気胸は再発率が高い病気であることとしても有名です。
一度気胸になったあとは再発しないように、医師としっかり連携を取りましょう。

 

-----
肺には命に関わる重大な病気も隠れています。
またここでは紹介できませんでしたが、肺炎も立派な肺の病気。
風邪やインフルエンザといった病気から肺炎に発展することも多くあります。
肺炎もなめてかかると命取りになりますから十分注意しましょう。

 

肺は私達の命を支える臓器です。
今まで気にしたこともなかったという人は、一度肺機能検査を受けてみるのもいいかもしれませんよ。

スポンサード リンク